訃報

2024年3月8日、とても悲しいニュースが流れてきました。漫画家・鳥山明さんが急性硬膜下血腫により亡くなった事がプロダクションより発表されました。その作品は日本だけでなく世界中から評価されていた為、今回の訃報は世界の各国でも取り上げられている様です。

代表作

代表作はなんといっても「Dr.スランプ」と「ドラゴンボール」で両方ともテレビアニメ化されゴールデンタイムで放送されるなど長く愛されてきました。特に「ドラゴンボール」は何作もの映画作品、さらには実写化と社会現象と言っても過言ではないくらいの数々の金字塔を打ち立ててきました。ドラゴンボールは1984年に連載をスタートにその後「Z」までが週刊少年ジャンプで掲載され、期間を空けて「GT」「超(スーパー)」とアニメ放送がされました。2024年秋には「ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)」が始まると発表されていた為、鳥山先生にはまだまだやりたい事があり無念であったと思います。世代を超え、国を超え、世界中の人々から愛された作品であったと言えます。

世界への影響

多くの国でアニメ放送や書籍、グッズが販売されました。各国の若者世代に与えた影響は計り知れないでしょう。その証拠に今回の訃報を受けて各国から悲しみの声が届いています。
アメリカではニューヨークタイムズ、イギリスではBBC、韓国や中東でもその一報は伝えられましたし、何よりも驚いたのは中国外務省の報道官が会見にて「心からお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を示した事はマンガ・アニメと言う日本文化が深く浸透していた事を物語っています。そして日本アニメ・マンガの熱心なファンが多い事で知られるフランスでは多くの人が涙し、リーグ・アン(サッカーリーグ)は公式Xで過去にリーグ戦で披露されたドラゴンボールのキャラクターのコレオグラフィーの画像を投稿し哀悼の意を示しました。フランスではアニメ放送開始当初に戦闘シーンの描写が過激すぎるという世論が高まり、一部のシーンをカットして続けましたが結果として放送は中止となってしまいました。そんな過去があるにもかかわらず鳥山先生はフランス政府より芸術文化勲章を授与されています。今回の訃報に際してもフランス大使館がXにて哀悼の意を示していました。

漫画家への影響

今、現役で活躍されている日本の漫画家で鳥山明の影響を受けた人は多く、同時代にしのぎを削った「キン肉マン」の作者:ゆでたまごの嶋田隆司先生はその実力を認めながら負けまいと頑張れたと語っています。そして今まさに数々の記録を塗り替えている「ONE PIECE」の尾田栄一郎さんは深い哀悼の意を示され、そのバトンを引き継いでいく決心をされた様にも感じられました。その他にも挙げればキリがないほど、多くの漫画家、ファンが悲しみにくれています。

終わりに

自分が小学校の時に初めて週刊少年ジャンプを読んだ時からドラゴンボールは連載しており、連載終了まで全て読みました。映画やその後のアニメも見ましたがどれも面白く、熱くなった思い出があります。今はニッチな分野や他の人が気に留めない事を取り上げた作品が多く、非常に面白いのですが小学生や中学生の自分が見てマンガにのめり込むか言われれば難しいです。ドラゴンボールやDr.スランプはそういった物を無視して没頭出来る作品であったと思います。私がマンガを大人になっても読み続けているのは間違いなくそういった作品の影響だと思います。
鳥山明先生のご冥福をお祈りいたします。

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