株式投資を始めよう②

実際に株や投資信託を買って投資を始めて行きましょう。
今回は投資信託について書いて行きますが、投資信託は100円からでも買っていくことが出来るので気軽に始めてみましょう。

投資信託にはいくつもの種類がありますが、すべてを理解する必要はありません。
ここでは3つに絞って説明して行きます。
※おそらくこの3つ以外を買おうとする人は相当マニアな人だと思います。

株式投資信託

個人で個別株を複数(数十~数百種類)買って保有する事は現実的ではありません。資金も時間も手間も掛かり専業トレーダーになる覚悟を持って臨む人でなければ不可能です。
そこで登場するのが株式投資信託で、内容は複数の個別株を集めた詰め合わせパックになります。
投資信託の購入、販売、運用の流れは次の人達によって成り立ちます。
①購入者→お金を出す人(個人や機関投資家)
②販売会社→投資信託を売る人(証券会社や銀行、郵便局)
③運用会社→運用の指示を出す人(ファンドマネージャーなど)
④信託銀行→資産(お金や投資信託)を管理、運用する人(信託銀行)
お金が①から順番に④まで流れて行き③が④に対して購入の指示を出すのが一般的な流れです。
我々①がすべき事は販売会社②から投資信託を買うだけです。
それぞれに手数料は掛かりますが、設定された金額(%)が預けた資産から差し引かれる事になるので追加で費用を出す訳ではありません。手数料にはいくつかの種類がありますが、まとめて信託報酬と言います。
投資信託は全体的な名称で個別には『ファンド』と呼ぶので『〇〇ファンドの信託報酬は何%』みたいな言い方をします。
詰め合わせパックの内容を自分で選べる訳ではないですが、数千種類の投資信託が存在するので自分の考えに近い物が見つかる可能性は高いと思います。

債権型投資信託

こちらは株式と違い債権の詰め合わせパックになります。
債権には国(国債)や地方自治体(地方債)が発行する『公社債』、会社が発行する『社債』、外国の発行体が円建てで発行する『外債』などがあります。
債権は保有している間は利息が貰え、一定期間保有(満期)する事で元金を戻してもらう事が出来ます。満期までの期間や利息はそれぞれの債権によって違いますが満期まで保有する事で元金の回収が出来ることから株式に比べてリスクは少ないと言われています。
こういった債権を組み合わせてパック詰めにした物が債権型の投資信託になります。

株に比べると債権の方が値動きがマイルドですが、個別株のリスクほどではないにしろ社債にもリスクはあります(利回りが異常に高いと注意)し、国債に関してはリターンが大きい(利息が高い)国はやはりリスクが高いと思います。
国が無くなる可能性は低いですが、現在ウクライナやイスラエルで起こっている戦争は悲劇的ですし、ジンバブエ(2019年)やアルゼンチン(2022年)の様にハイパーインフレ(お金の価値が無くなる)に陥る国もあります。ハイパーインフレになるとその国の債権(国債)は紙くずになります。

REIT(不動産投資信託)

こちらは株式ではなく不動産の詰め合わせパックになります。投資家から集めたお金で不動産を買って運用します。賃料や不動産の売買益が投資家への配当になります。
※『J-REIT』と書かれている物もありますが、japanのjを付けているだけです。
運用する不動産はそれぞれのREITで変わりますがマンションだけでなく、オフィスビルや倉庫など多岐に渡ります。不動産投資に興味はあるが怖い(数千万単位の借入金)と思う人にとっては良い選択肢だと思います。
次にREITのメリットですが、配当利回りが高い事が挙げられます。決算期に配当可能利益の大部分(90%超)を配ることで法人税を大幅に減らす恩恵がある為、直接運用会社に投資するよりもREITに投資する方が配当が多いです。
もう1点は配当の原資となる賃料収入が安定しやすい事があります。オフィスや倉庫は特にですが1年程度で引っ越す会社は珍しいです。個人のマンションであっても1年未満は少なく3~5年、長ければ10年住む事も考えられます。中期的に見通しが立てやすく配当金の安定にも繋がります。

デメリットはやはり空室リスクです。当たり前ですが、住む人が居ないと家賃収入はありません。
通常時は問題無いと思いますが、コロナの様な非常時にリモートワークや企業の地方移転などが起こると目論見が外れて空室になる可能性が高まります。

おわりに

今回は投資信託については色々と書きました。どれにもリスクはありますが、投資信託の最大の利点は少額から始められるところだと思います。少額から始めて少しずつ勉強しながら納得の出来る商品に投資を続ける事をおススメします。

少しでもお役に立てれば幸いですが、あくまでも投資は自己責任で。
宜しければ応援お願いします(^^)/

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