明けましておめでとうございます。

いよいよ2024年が始まりました。多くの人にとって待望の新NISAスタートの年でもあります。
株式投資によって多くの人が少しでも幸せになる事を願い、その一助になればと思い今年も頑張って行きたいと思います。

2024年の予想(米国)

2024年の株価は上昇し多くの投資家が恩恵を享受出来ると考えています。米国は景気後退懸念などがありますが、春先からの利下げ期待で株価は上昇し、その後もビックテックが市場を牽引する1年になると見ています。もちろんこれまでのインフレの影響は大きく買い控えによる企業業績への影響は少なくありません。そして一番の懸念材料は大統領選挙です。現職(バイデン)か復活(トランプ)かそれとも第3の候補者か誰が次の大統領になるか分かりませんが、現職の再選以外は株価への影響も少なくないでしょう。一番影響が大きいと考えられるのはトランプ元大統領の復活ですがトランプ氏の考え方は経済優先そして『アメリカファースト』なので一部企業への影響はあると思いますが米国株全体としてはマイナスを補ってプラスに傾くと思います。ただしどの企業に影響があるか分からないので全米への投資をお薦めします。ただし今回はダウやナスダックではなくS&P500(VOO)もしくは全米株式(VTI)が安全だと考えます。
利下げが行われる可能性が高い事から米国債への投資は慎重になるべきで、むしろ米ドルで資産を持っている人は今のうちに(一部でも)円に換えておく事も検討すべきだと思います。

2024年の予想(日本)

2024年の日本株は上昇を期待していいと考えています。ただし米国と逆で指数(日経平均)は上昇すると思いますが上値が重たく揉みあいが続いて大きな上昇は見込めないと思うので特定の銘柄(セクター)に絞って投資する必要があると思います。期待出来るの次の3つに当てはまる銘柄です。
①輸入企業
しばらく続いたゼロ金利政策が終わるのではないかと言われています。実際に終わるか分からないですし、終わったとしても低金利が続いて米国の様に5%なんて夢のまた夢でおそらく1%程度まで行くかどうかでしょう。ただ日本の金利が高くならなくても米国の金利が下がる事で相対的に差が縮まり円高方向に進むでしょう。米国の利下げのみでも130円前後、日本の利上げが重なれば110円台もあり得ると考えます。たとえ円高130円程度で止まっても輸入企業の業績は回復し、株価は上昇すると見ています。過去の高値を更新しなくても今のうちに仕込んでおけば恩恵は受けられるでしょう。

②運輸関係
これまでに行われてきた働き方改革で労働基準法が改正され残業時間に原則上限が設けられました。その中で運送・物流業界は業務の特性上、別扱いで他業種に比べ残業時間の規制に対して猶予期間が設けられていましたがその猶予が2024年で3月で終了します。1人のドライバーが働ける総時間が減る為、これまでと同量の荷物を運ぼうとすると多くのドライバーが必要になります。ただでさえ人手不足の業界に追い打ちをかける形になります。これが物流業界の『2024年問題』です。
これにより物流料金の値上げは必須でネット通販の取り扱い量が上がり続けている現状を考えれば運輸関係の企業は増収がほぼ間違いありません。増益がどこまでいくか分かりませんが、残業規制によりドライバーの負担が減れば離職率も減り、業績の安定に繋がると予想されます。

③配当銘柄
全ての配当銘柄がいいと言う訳ではありません。しかし利上げを想定すると金融セクターの業績は上昇が期待されます。金融は高配当銘柄も多いため更なる増配に期待が出来ます。
2024年は新NISAの開始により投資が活発になる事が予想されます。これまで通常のNISAで投資をしていた人は枠が大幅に増えた(年間で120万→240万)ので資金に余裕のある人は投資額を増やすでしょう。また積立NISAを使っていた人も最大枠は増え(800万→1,800万)ました。新たに始める人の多くは積立を優先すると思いますが、個別株であれ投資信託であれ購入額が増えれば企業に資金が集まり設備投資が増え業績拡大・増収増益、引いては増配に繋がります。さらに長期で保有してくれれば株価の安定に繋がります。企業も投資家も大喜びです。

日本株のリスクは2点あって一つは円高です。2023年終盤からすでに円高に向かっており、日米の金融政策から考えてもこの流れが止まる事はありません。円安で好業績を上げていた輸出企業にとっては逆風ですが、あくまでも利益が減るだけで赤字に転落するかは各企業次第です。ただ輸出により多くの利益を上げている企業には大手有名企業が多く(車:トヨタ・ホンダ・日産など)・(電機:ソニー・パナソニック・東芝など)、日本経済に全体には重石になると考えれます。
もう一つは政治です。ご存じの様に内閣支持率が信じられないくらいの低空飛行で普通なら政権交代待ったなしです。政権が変われば政策が変わります。問題がぞくぞくと出てくる自民党もひどいですが、そこまで下がっても野党の支持率が上がらない。国民は過去に民主党が政権運営に失敗した事を覚えているので自民党はひどいけど、他はもっとひどいと考えているのではないでしょうか。
どちらに転んでも不安要素でしかありません。

終わりに

2022年の下落・低迷を経て2023年は上昇に転じました。2024年も株価は引き続き上昇を期待しています。円高、円安はどちらに振れても良し悪しがありますが、株価が上がり強い経済が続く事は多くの人にとって良いことです。投資をしない人も企業業績や給料が上がれば税収が増えて住民サービスの向上や年金の増加に繋がる可能性があります。未来はどうなるか誰にも分かりませんが年の初めくらいは大きな希望を持ちたいと思います。

過度な期待はダメですが2024年の株価上昇には多少期待したいです。投資は自己責任で。
宜しければ応援お願いします(^^)/

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