新NISAでの投資戦略

新NISAが始まって投資枠が一気に増えた事で色々な戦略が立てられる様になりました。金額もですが成長投資枠とつみたて枠が併用出来る様になった事で選択肢が増えすぎて絞り切れなくなりました。
さらに年が明けてからも興味をそそる商品が各社から次々と発表されており、成長投資枠の運用銘柄が決まらず機会損失を続けてしまっています。近々クレカ積立の上限も10万円に変更されそうで悩みは益々、増えて行きます。しかしいつまでも悩んでいる訳には行かないので今回は自身の新NISAの運用戦略を纏めて行きたいと思います。

つみたて投資枠

今までつみたてNISAでは『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』を毎月33,333円積み立ててきました。新NISAでもこの銘柄への投資は続けますが、金額をどうするべきか迷っています。枠が増えたのでオルカンを組み入れる事も考えましたが米国をメインにする事に決めました。理由はいくつかありますが、どの国が伸びるか分からないからオルカンを選ぶのであれば今は米国が伸びている事は確実なので明確に失速する時までは米国でいいと結論付けました。オルカンに切り替えるタイミングが遅れる事は分かっていますが、それまでの米国の伸びでカバー出来ると思いました。全米株式も考えましたがこれは正直好みの問題で大きな差はないと思っています。強いて言えば分散は500社で充分と言う事くらいです。積み立て額は毎月50,000円にしようと思います。クレカの上限が10万に変更された際は再考する事にします。

成長投資枠

これまで特定口座では個別株も所有していましたが、新NISAでは投資信託とETFのみにする予定です。理由は現在保有中の個別株は購入予定のETFにも含まれており関節的には保有する事が出来る為です。特定口座のETFや個別株は売却して新NISAに随時以降して行きますが、リターンの大きい銘柄は最後まで残す予定なので売却までに成長投資枠が埋まれば特定口座に残る可能性もあります。もしそうなれば想定よりも順調に枠が埋まった事を意味するので一番良い結果と言えます。
ではどの銘柄に投資するのかですが、戦略としては1,800万円を3つに分けて考えます。
①安定:600万円(つみたて枠)S&P500
②成長:600万円(成長投資枠)ナスダック系
③配当:600万円(成長投資枠)高配当(VYM・HDV)or増配系(VIG・DGRO)

成長

やはりここは現時点で最強の指数と言えるナスダック系への投資になります。候補が多すぎて一番迷うのがこの枠になります。米国ETFではナスダック100に連動する『QQQ』、情報技術が集中する『VGT』、今流行りの半導体関連の『SMH』や『SOX』あたりになります。為替に左右されない為に東証ETFや無駄なく投資する為に連動する投資信託も検討しています。いずれにしても成長を期待する枠はNISAの恩恵である非課税メリットを最大限に生かす為、リスクがあっても上昇の期待値が高い商品にしようと考えています。
現時点では第一候補:QQQ 第二候補:VGT 第三候補:FANG+

配当

資産の最大化を考えればETFであれ投資信託であれ配当は受け取らない事(無配もしくはファンド内再投資)がベストであると思います。投資する目的は人それぞれですが、私は『億』の資産を築きたい訳でも最高到達点が見たい訳でもありません。今よりも少し余裕があり、先の不安が無い生活そしてあわよくば『FIRE』に辿り着いてみたい。ですが仕事をしたくない訳ではなくむしろある程度の労働は有った方がいいと思っています。つまり『安定』部分で老後資金を確保し、『成長』部分でサイドFIREに近づき『配当』を余剰資金として好きな事に使うのが自身にとって幸せであると感じています。故に配当を目的とした投資は譲れないところです。悩むのは今使う配当(高配当)を取るか将来使う配当(増配)にするかですが、どうしても今必要ではありませんが、将来に渡っての増配が予想を下回る可能性も充分にありえます。予測では『VIG』や『DGRO』の10年後のYOC(Yield On Cost:投資原価に対する利回り)は『VYM』や『HDV』の利回りと同程度まで上がっているので配当金が今必要で無ければ増配系にするのが正解になります。しかし『VYM』『HDV』が3~4%の配当利回りなのに対し、最近SBIより発表された『SBI日本高配当』と『SBI欧州高配当』はそれぞれ4%台半ばと6%超と増配系が10年で倍になっても届かないレベルです。どれも悩ましいですが、これを分散すると今も将来も中途半端になってしまうのでどれか一つに絞ります。第一候補:DGRO 第二候補:VYM 

まとめ

順調に伸びて欲しいと思う願望(希望的観測)が入り褒められた戦略ではないかもしれませんが、今回自分の考えを文字にして纏めていった事で方向性が見えました。まだ悩む部分はありますが、とりあえずこの方針で進めてみようと思います。暴落はまたやって来るし、それは避けられない事ですが過去の株式市場は必ず復活してさらなる上昇をしてきました。自分のやり方や考えではなく株式市場の力を信じて投資をしようと思えました。

終わりに

株価や配当が想定通りに伸びず、戦略の変更を余儀なくされる事もあるでしょう。さらに魅力的な商品の登場で心を揺さぶられる事もあるでしょう。本業が上手く行かず生活が苦しくなる事もあるでしょう。でも最初に決めた理念(ルール)を守る事と株式市場から退場しない事は皆さんにも貫き通して欲しいと思います。

新NISAの投資戦略は千差万別、正解は誰にも分かりません。希望的観測は自己責任で。
宜しければ応援お願いします(^^)/

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