持ち家か?賃貸か?

持ち家か?それとも賃貸か?よく語られるテーマで人によって答えが異なる難しい問題です。今は正解だと思っていても未来になれば失敗かもしれません。どちらを選んでも失敗の可能性がある為、明確な目的を持って選択する事で自身を納得させるくらいしか対策は無いのかもしれん。今回はそれぞれのメリット、デメリットについて考えたいと思います。

メリット

持ち家の一番のメリットはローンの支払いが終われば住居費が掛からず(修繕費や管理費、固定資産税は別途)に住み続ける事が出来る事と資産(売ればお金)になる事でしょう。他には大規模なリフォームやDIYも自由です。お子さんが居る家庭などでは汚損や破損を気にしなくてもいいですし、将来子供が家を出ればリノベーション(間取りの変更)をするなど家庭環境に併せることも可能です。

賃貸のメリットは住み替えが気軽に出来る事と数千万円の借金を背負うリスクが無い事です。特に住み替えは重要で家族構成もそうですが、近隣トラブルなどが発生した場合に引っ越す事で被害を最小限に抑える事が出来ます。

デメリット

正直デメリットは挙げればキリが無いほど多いと思います。その中でも持ち家の一番のデメリットは引っ越しを考えた時に手間が多すぎる事だと思います。売却価格、ローン残債、登記関係、もし次の家も買う予定ならさらに手間が掛かります。もう一つは災害問題です。特に戸建ての場合、地震と台風による被害は甚大になる可能性も高く、逃げる事は出来ません。マンションの場合は耐震性能などは戸建てより高く被害は少ないですが、修繕積立金は住んでいる限り発生します。新築時は安くても築年数の経過とともに上がる事もあります。中古マンションを購入してリノベーションを考えている人は特に気にしておく必要があります。

賃貸のデメリットは家賃が掛かり続ける事の一択だと思います。災害時の破損や劣化もオーナーが直す事になりますし、修繕費も必要ありません(管理費は別途)。家賃が上がる可能性はありますが、近隣の相場に比べて安い場合や土地価格の上昇が無ければオーナーの一存で上げる事は難しいですし、どうしようも無い場合は引っ越せば解決します。

どちらがいいのか?

この議論の時に「資産価値があるかどうか」とよく言われますが、売却を想定して将来的な資産価値を加味して物件選びを出来る人はマイホームという感覚ではなく不動産投資や資産運用に興味がある人ではないでしょうか。議論するなら住み続ける事を前提として考える必要があり、そうなれば賃貸の方がリスクの少ない選択と言えると思います。
現役時代は賃貸に住み家庭状況(子供や親)に応じて住み替えをする。定年もしくはFIRE(早期退職)後に住みたい地域や物件があれば購入するのがリスクも費用も少なく済むと考えられます。
若いうちに家の購入を検討する人は一生住む事は考えず長期の賃貸くらいの気持ちがの方がいいのかもしれません。結婚や出産、子供の入学など購入や引っ越しを考えるタイミングは数年毎にやってきます。正直その都度考えるのは非効率的なので最初の段階で購入しないのであればしばらくは賃貸の方が正解だと思います。

終わりに

心地よく住む為の家なのか資産運用(価値)の為の家なのか、家に対してどちらの意味を見出すのかで選択は変わってきます。不動産に強い興味が無い人は一生住むつもりで住み心地の良い家を買うか賃貸にするべきです。一生住めば資産価値は関係無いので買っても問題ありません。災害で家が無くなる事を考えなければ支払いの損得は買った方が少なく済みます。災害が何度も来る不安を持っている人は賃貸にする事をおススメします。
私の結論は何の為の家かを決めるのが先で、資産価値を求める人は良い家を買う事が正解で、資産価値を求めない多くの人はどちらも正解になります。賃貸に住み時間を掛けて自分にとってもっとも住み心地の良い家を探す事が最適解だと思います。ただし、相場をよく調べてぼったくり価格で購入しない事は注意しましょう。

家は買うよりも売る時の方が大変です。買い替えは自己責任で。
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