人気ランキング

昨年までは楽天証券でつみたてNISAを行っていましたが、新NISA開始に併せてNISA口座をSBI証券に変更しました。それまでもSBI証券は使っていましたが、オルカンのクレカ積立のみで個別株やETFには手を付けて無かったので利用頻度はかなり少なく、使わない画面はほとんど見ていませんでした。最近は買付けなどログインする機会が増えたので必然とニュースや広告が目に付きます。その中で米国株のランキングが気になったので見てみると興味深かったのでお話ししたいと思います。
※ランキングは3月第1週(3/4~8日)

米国株式(ETF・ADR除く)

まず個別株になりますが、売買代金は当たり前の様にエヌビディアが1位、トップ10のうち半導体とソフトウェア関連で7社と予想通りの展開でコインベース(暗号資産取引所)も上位に食い込んでいます。ビットコインの上昇を考えれば妥当なところです。
次に保有人数によるランキングですが、マグニフィセント7が6社(メタ以外)、他は配当銘柄として人気の高配当2社(AT&Tとベライゾン)と連続増配2社(コカ・コーラとジョンソンエンドジョンソン)と妥当に見えるランキングですが、実はここが気になりました。なぜならプロクター&ギャンブル(P&G)がランク外だからです。保有人数のランキングが下がると言う事は一部ではなく全部売却した人が多かったと言う事です。高配当ではありませんが配当利回りは2%台半ばで連続増配年数は60年超、売上高も純利益も着実に増えており投資家にとってお守りの様な銘柄だと思っていました。
そんな優秀な銘柄がナゼ売られたのか?バフェットが全数売却したからでしょうか、それに引っ張られたのであれば次はジョンソンエンドジョンソンがランキングから姿を消すかもしれません。いずれにしてもそういったディフェンシブな銘柄からグロース株へ資金が流れているのでしょう。

米国ETF

売買代金は個別株同様に半導体関連もしくはそれらの銘柄を含むナスダック系が上位を独占(他はS&P500系)しており、特に驚きはありませんでした。しかし保有人数で見れば半導体系は1つのみで高配当・増配系が4つ(SPYD・VYM・HDV・VIG)と安定感を誇り、残りは代表的なインデックス系(VTI・VOO・VT・QQQ)になります。ETFのランキングは納得というか腹落ちのする結果でした。

今後は

市場は6月頃の利下げ期待が強まっており、グロース銘柄はここから一段と上昇する可能性は高いですが、インフレの鈍化ペースが少し弱まっており、利下げが後ろ倒しもしくは想定よりもゆっくりになる可能性も出て来ました。個人的には今から個別のグロース株(特に半導体関連)を買うよりも今はインデックス系に注力もしくは資金を貯めて、バリュー株(主に配当系)が下がった所で買い増す方が確実かと思います。特にこれから円高に少しずつ進んで行く事が予想されるのでドル円は140円、株価は今より10~20%下落あたりが目安になってくると予想します。

終わりに

ランキングに惑わさる事は絶対に避けるべきです。売買代金や保有人数をベースにしたランキングなので自身のポートフォリオとは関係ありません。そもそも自分の持っている銘柄がランキングに入っていたら嬉しいのでしょうか?それとも残念なのでしょうか?入っていたら安心感はありますが、面白みは無いですし、入っていなければ少し不安はありますが自分だけが見つけたという優越感には浸れます。つまりどっちもどっち、気にしたり惑わされたりする必要は無いと言う事です。
インカム(配当)が上かキャピタル(株価上昇)が上かは自身が売却する時まで分からないので大事な事ですが、少し楽しむぐらいの気持ちで取り組む方が良いと思います。

資産が増えればそれが正解です。ランキング銘柄の購入は自己責任で。
宜しければ応援お願いします(^^)/

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