大丈夫か?ドコモさん!

先日、ドコモより衝撃!?のプランが発表されました。その名も『ドコモポイ活プラン』。各携帯キャリアはポイントと連携してそれぞれの経済圏の拡大を図っていますがドコモも例外ではなくポイント(dポイント)やカード(dカード)、決済(d払い)を活用してドコモ経済圏の構築しています。その経済圏のさらなる拡大を考えて発表されたであろう新プランが驚きの内容でした。

内容

ドコモはahamo(20GB)を中心に大容量のeximo、小容量のirumoを設定し幅広い世代を取り込もうとしていますが今回はahamo用のプランが発表されました。(他のプランでも同様のものが発表されると思います。)
注目の内容ですが、ahamo(2,700円)に大盛りオプション(1,800円)を付けた上でポイ活オプション(2,000円)に加入すると言う内容です。

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ポイ活をするのに2,000円払うの?って思った人、多い(私も)と思いますが実はその通りなんです。ポイ活オプションを付けて「d払い」で支払いを行うとdポイントが効率良く(10%)貯まる制度です。年会費の掛かるクレジットカード(ゴールドやプラチナ)の保有や有料サービス(LYPプレミアムなど)に入るとポイントが貯まりやすくなるのと同じ考え方です。最大で4,000ポイント(40,000円分の利用)を獲得する事が出来て、それを基本料金(2,700+1,800+2,000)に充当すると2,500円(税抜)で月に100GB(20+80GB)の利用が可能になると言うのがこのプランの謳い文句です。

利用価値

実際に利用する価値がどれほどあるのか難しい(分からない)です。ある調査では20GB以上の契約をしている人は約17.4%(使用分のみ請求は除く)でそのうち13.1%が無制限です。つまり20以上100GB未満の契約者に絞れば全体の4.3%になります。そもそも該当する人の割合が圧倒的に少ないです。
そして10%還元は素晴らしいですが、上限がある(4,000ポイント)事と10%はキャンペーンの為、いつ終わるか分からない事を考えると利用価値を判断するのは難しい(多くの人は無い)と言えます。

金額

一番の疑問は2,200円(税込)の価値です。サブスクで2,000円は結構な高額だと思います。よくある会員サービスだとアマゾンのプライム会員が600円/月、LYPプレミアムが508円/月で利用出来ます。映像系のサービスならネットフリックスが1,490円(スタンダード)、YouTubeプレミアムが1,280(個人プラン)、ABEMAプレミアムが960円(有料プラン)となっている為、やはり2,200円は相対的に見ても高いと感じます。クレジットカードの年会費と考えても24,000円(2,000×12ヶ月)はかなり上等な部類でゴールドではなくプラチナカードを持てる金額です。そう考えると上限4,000ポイントは物足りないと思ってしまいます。

まとめ

今後、eximoやirumoを対象にしたプランも出てくると思いますが、おそらく利用者を選ぶプランになりそうな予感はあります。そもそもポイ活と言う言葉はかなり認知されていますが多くの人は空いた時間にスマホでやったり、何かのついでに貯まるイメージなのでそれが有料オプションになるとサービス内容を検討する前に敬遠してしまう可能性は高いです。「ポイ活」という言葉を使う事で間違った印象を与える可能性があるのと基本プランに2つもオプションを追加するのは印象も良くないと思います。大盛オプションの内容を変更する方が見栄えがいい様に感じました。

終わりに

後発のサービスは先発のサービスから顧客を奪う(もしくは両方契約してもらう)必要がある為、現在利用していない人にも響く(検討の余地がある)サービスを提供する事が求められます。楽天が無理をしてでも挑戦的サービスを出す(改悪もありますが)理由はそういった思惑でしょう。逆に国内最大の契約者数を誇るドコモとしては新たなユーザーを取り込むのではなく現在の利用者から少しでも多く支払ってもらう事が大事なのでしょう。売上高は「契約者数×顧客単価(ARPU)」で決まる為、すでに契約者数が多いドコモやauと楽天の戦略が異なるのは当然でそれはサービスの魅力にも係わってくる事だと思います。後発のサービスはパンチ力を大手企業や先発のサービスは継続力を重視する事が正しいと思います。

ポイントはおまけ。メインサービスとの混同はおススメしません。ポイ活はコツコツと。
宜しければ応援お願いします(^^)/

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