不適切にもほどがあります。関西にあるスポーツ名門校のハンドボール部の指導者が懲罰目的で生徒に対して丸刈りを強要していた事が判明しました。この令和の時代に一体何をやっているのか。やっている事も問題ですが、今の時代にこんな事をやって何も問題無いと思っているんでしょうか。その考え方が恐ろしいです。
ナゼ?
そもそも何が原因で丸刈りにされたのか?
合宿中にミスを犯した生徒に対して罰を与える事を目的に行われたとの事ですが、ミスとは食事の準備を巡って起きた事で問題では無いとは言いませんが、罰を受けるほどのミスって何だろう?と思います。
丸刈りが「罰」と言う考え自体も古いですが、元々丸刈りやそれに近い短髪の生徒であっても同じ罰を与えたのでしょうか。丸刈りなんてのは精神的・身体的に苦しめるだけで反省を促す上では何の役にも立たないと言えます。
そして一番の問題は複数の部員にスマートフォンで撮影させていた事です。辱める以外の意味があるのなら教えて頂きたいです。
罰を与える
故意にミスをしたり、悪意を持って人を傷つけたなら罰を与える事にも一定の範囲内では意味があると思いますが、丸刈りにしたり暴言や暴力を与えてミスが減ったり無くなったりすると本気で考えている(正しいと思っている)なら指導者を辞めるべきです。試合でミスをしても悔しいの本人と他の部員であって指導者は試合でミスが起きない様に指導出来ていなかった自分に罰を与えるべきです。どうしても罰が必要であれば起こる可能性の高いミスに対して初めから与えるべき罰を示しておけば部員も気を付けて行動するでしょう。
丸刈りに限らず、土下座の強要や罵倒・暴力も全ては自己満足(憂さ晴らし)でしかなく、自分より立場の弱い者に対して高圧的な態度を取りたいだけの最低の行為です。
指導者への罰
ではこの指導者への罰はどうすればいいのか?
同顧問に対して学校側は口頭での厳重注意のみで改善が見られたとして今も部の指導を続けているとの事です。学校側は「適切な指導を行い、再発防止に努めていく」と言っていますが、口頭での注意が適切な指導で再発防止に繋がるのならミスをした生徒にも口頭注意で良かったのではないでしょうか?
初めから強い立場(権限)のある者にはより強い罰を与える事で均衡が保たれると思います。
本来であれば即刻クビでいいと思いますが、こういった人は他の場所でも同じ問題を起こすでしょう。つまり「クビ」と言う罰も間違っていたとなります。
終わりに
個人的には利益を追求する会社ではある程度の厳しさや罰は必要だと思います。そのミスや失敗により会社が被害を受けた場合、他の人の生活を脅かす可能性があるからです。わざとやっていなくても結果として本人以外にも被害を及ぶのであれば抑止力として罰則を予め決めておく事は必要であると感じます。しかし教育の現場においてそれは生徒の萎縮や反発を生むだけで前向きな事は何一つ無いでしょう。中には大人を小馬鹿にした様な生徒が居る事も事実だと思いますが、そういう人間はいずれ社会に出て罰を受ける確率が高いでしょう。その時に反省してもらうしかないと思います。生徒や子供がミスややってしまった事を本当に心から反省できるのであれば懲罰(鉄拳制裁など)もいいと思いますが、間違いなく殴れば殴った分だけ、怒ったら怒った分だけ、反省しないでしょう。
罰を与える時は自身に与えるべき罰が無いか考えましょう。後輩、部下への指導は自己責任で。
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